2021年03月08日

新型コロナウイルス感染症院内クラスター　終息のお知らせ

　この度、当院で1月下旬に発生いたしました新型コロナウイルスのクラスターに関しまして、静岡県西部保健所共に状況を確認し、本日3月8日を持ちまして「終息」をご報告申し上げます。

この間、患者さま・ご家族や地域の皆さまをはじめ、多くの皆さまに多大なご心配・ご迷惑をおかけしました事を深くお詫び申し上げます。また、新型コロナウイルスに感染された患者さまの中には、私どもの懸命の手当も届かず、お亡くなりになられた方もいらっしゃいました。ご冥福を心よりお祈りいたしますとともに、ご遺族の方に哀悼の意を表します。

　今回のクラスターにおける感染経路は、1月上旬にご入院された患者さまが在宅生活中に感染しており、無症状で入院されたことが発端であると、接触者の割り出しを進める中で判明しました。1月19日に最初の感染者を確認した後、直ちに対策本部を立ち上げ、西部保健所やDMAT(災害対策医療チーム)の方々からのご指導・ご支援をいただきながら、事態の収束に向けて取り組んでまいりました。西部保健所や磐田市立総合病院・浜松医科大学附属病院・聖隷浜松病院のDMATの皆さまをはじめ、関係医療機関・行政機関・地域の皆さまから多くのご指導・ご支援や励ましのお言葉をいただきました。クラスターの終息は、皆さまの多大なるご支援なしに成し得る事はできませんでした。この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。誠にありがとうございました。

最終陽性者の確認日から2週間以上、新たな陽性者が発生していないことから、クラスターの終息をご報告させていただき、すでに開始している外来診察等だけでなく、入退院も含めた病院機能を再開いたします。

今後、再びクラスターを発生させないため、対面での面会は引き続き中止させていただきます。職員につきましても、毎日の健康管理と徹底した感染防止対策を実施し、地域の皆さまに安心して診療をお受けいただけるよう努力してまいります。入院される患者さまには入院当日のPCR検査の実施と1週間程度の個室対応にて状態観察をさせていただき、院内へのウイルスの持ち込みを防いでまいります。
　引き続き地域医療に貢献するべく取り組んでまいります。今後も変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2021年3月8日

医療法人社団　恵成会　豊田えいせい病院

病院長　姫野　一成

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